「トイレットペーパーに依存する」日本人

人民網日本語版 2020年03月18日10:57
「トイレットペーパーに依存する」日本人
空になったトイレットペーパーの棚。(撮影:宋瑩)

日本はもともと衛生紙製品の消費大国で、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大するようになると、トイレットペーパーの消費がさらに大きく増加した。日本国民は神経を張り詰め、少し前には並んでマスクを買い、最近はトイレットペーパーを争って買い求めるようになった。大手スーパーやドラッグストアでは、ほぼ一夜でトイレットペーパーの棚が空になる現象が起きている。地方自治体は購入制限措置を打ち出さなければならなくなり、日本政府も国民を落ち着かせるためにすぐに動き、「ストックは十分にある」と発信した。「環球時報」が伝えた。

トイレットペーパー消費大国

日本の総務省統計局のデータによると、日本の総人口は約1億2600万人で、トイレットペーパーの年間消費量は47万トンに達し、毎年1人平均50ロール以上を使用し、1人あたり消費量は世界一だ。2位の米国の3倍にもなり、世界も認める「トイレットペーパー消費大国」だといえる。「そんなにたくさんのトイレットペーパーはいったい何に使ったのか」と疑問に思う人がいるだろう。筆者は東京に住んでからの数年間で、日本のトイレットペーパーの質が高く、極めて多様な使い道があることを知った。そして日本人は他国の人々には信じられないほどトイレットペーパーを重視し、利用している。

日本のネットで見かけた文章によると、災難が起こった時に、日本人がなぜ真っ先にトイレットペーパーを買おうとするかといえば、「オイルショック」の記憶があるからだという。かつて日本では石油の供給逼迫によりパニック状態に陥り、「トイレットペーパーがなくなる」とのデマが流れると、主婦達がスーパーに殺到してトイレットペーパーを買い求め、各地でトイレットペーパーがなくなるという騒ぎが起きた。当時、価格は2倍以上に跳ね上がったという。同じような状況は東日本大震災の時にも起こった。地震で被災地へのトイレットペーパー供給が滞ると、日本中が「トイレットペーパー不足」に陥った。災難への恐怖やこれまでの経験がそうさせるのであり、多くの日本国民は何か起こると慌ててトイレットペーパーを買うようになった。ツイッターでは多くのユーザーが、「家のティッシュやトイレットペーパーがなくなったら、もう生きていけない」、「トイレットペーパーがなくなったら、もう終わり」などと発信した。

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