2月28日、武漢火神山医院と中国人民解放軍総病院が5G遠隔WEB立会診察を行う様子。(撮影・王皓宇。写真提供は人民図片)
中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長は、「4Gに比べ、5Gには低遅延、広帯域といった特徴があり、5Gネットワークの便利さが多くのユーザーが機種変更する重要な要因だ。5G基地局がますます広範囲に広がり、インフラがますます整ってきた状況の中、5Gに機種変更しても費用がそれほど変わらないのであれば、多くのユーザーは5Gを試してみたいと考える。5G端末への機種変更の歩みはこれから徐々に加速するだろう」との見方を示した。
感染対策期間中に、サラリーマンはテレワークのソフトウェアを利用して在宅勤務をし、学生はライブ配信ソフトを利用して自宅で授業を受けた。5G技術が加わったことでオンライン教育とテレワークの効率を大幅に改善することが可能になった。
在宅勤務、WEB会議の開催、遠隔教育には現場のリアル感が重要だ。劉氏は、「未来にはこうした分野で拡張現実(AR)や仮想現実(VR)などの技術が応用される可能性があり、そのためモバイル・ネットワークの伝送には安定性と連続性の高さが求められるようになる。5G技術ならこの方面で十分なサポートを提供することができる」と分析した。
今回の感染症との「闘い」では、5Gが遠隔診療、遠隔指揮、WEB会議などの方面で極めて大きな役割を発揮した。
武漢の火神山医院と雷神山医院では、5Gネットワークが標準装備となり、遠隔診療、遠隔看護のスムーズな展開を保障した。全国各地の医師が「5G遠隔CT協業プラットフォーム」を通じて、雷神山医院での共同診療に参加した。
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