複数の国が中国から防疫物資を「自ら引き取る」のはなぜ (2)

人民網日本語版 2020年04月07日14:40

日本:中国のマスクが到着、まるで奇跡

感染症が発生してから、日本政府はマスク1500万枚を購入し、全国の医療機関に順番に配布しようとしている。そのうち中国から輸入した1千万枚は3月30日に千葉県に到着した。現在、日本のマスク輸入量は1週間あたり1千万枚で、日本政府は4月からは3千万枚前後に増やす計画だ。

報道によると、輸入を行う日本の貿易企業は、「感染症が世界に拡大し、多くの国が中国からマスクを調達しようとしているため、マスク輸入量の安定を維持することが難しくなった」とした。同社の責任者は、「中国でも日本の10倍以上のマスクが使用されており、世界的なマスク不足の状況が今は各国によるマスク争奪戦へと変化した。今回はあらゆる手を尽くしてやっとマスクが手に入った。まるで奇跡のように思える」と述べた。

イタリア:マスク2200万枚が手に入り、さらに1億8千万枚を注文

現地時間の4月1日、イタリアのルイージ・ディ・マイオ外務・国際協力大臣は代議院(下院)での質問に答える中で、「感染症が発生してから、イタリアは海外から計約3千万枚のマスクを入手し、このうち2200万枚は中国からのものだった」と述べた。

ディ・マイオ氏は、「イタリアは外交の力を総動員して世界での調達をサポート・展開している。これまでに中国企業から市場価格でマスク1億8千万枚を購入する契約に調印し、第一弾の700万枚が3月31日にイタリアに到着した。今後引渡しが順調にいけば、全国の毎月9千万枚に上るマスク需要に応えられるようになる」と述べた。

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