外出せずに医者にかかる アプリで遠隔診療 (2)

人民網日本語版 2020年04月08日14:56

安徽省合肥市明光路街道コミュニティ衛生サービスセンターで3月23日、医師がライブ配信により住民に防疫及び春季健康養生知識を教えた。熊偉/人民図片

中国工業・情報化部(省)のデータによると、全国の公立医療機関191軒と企業インターネット病院100軒近くが現在、感染症に関するオンライン無料診察を提供し、オフラインの病院の圧力を緩和している。同部の関連責任者によると、情報技術の「オンライン診療」「デジタル健康」分野の応用の推進に取り組み、5Gなどのインフラの医療現場における展開を拡大し、病院の情報化、医療設備のスマート化、オンラインプラットフォームの円滑化を推進しているという。

同部情報センター副センター長の李徳文氏は「オンライン相談はデジタル健康の一歩目だ。人とコンピュータの効率的なインタラクションにより、病院の初診の圧力を軽減し、利用者が合理的に病院を利用できるようになり、交差感染のリスクをある程度減らした」と述べた。

感染対策期間中、遠隔診療プラットフォームは海外にも進出し、世界に向け「インターネット+医療」サービスの提供を開始した。

「私は所在都市のことを非常に心配している」。北京時間3月16日午前2時40分、「微医世界感染対策プラットフォーム」はイタリア・サルデーニャのサッサリの全科診療医から支援要請を受けた。サッサリが厳しい状況に直面し、同業者が感染対策で困惑しているというのだ。微医は武漢協和病院感染科主任医師の趙雷氏を、研修の専門家として招聘した。趙氏は感染症発生当初、感染対策の現場で奮戦し、豊富な実戦経験を持つ。

趙氏は北京時間3月18日午後8時に遠隔動画システムを利用し、イタリアの医師に向け遠隔授業を行った。イタリアの同業者にしっかりした感染対策を指導し、最前線の診療技術、中国の臨床治療経験などの感染対策の知識を共有した。

同医師はトレーニング終了後、「趙医師と微医が私や同業者にもたらしたこれらの情報はいずれも『純金』だ」と述べた。

3月18日のライブ配信で、趙医師はイタリアと中国の同業者を支援しただけでなく、オランダやインドなど9カ国のユーザーがライブ配信を視聴した。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年4月8日

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