30日午前10時、華中科技大学同済病院光谷院区に入院していた最後の新型コロナウイルスに感染した重篤患者が、体外式膜型人工肺装置(ECMO)を装着したまま同済病院の中法新城院区に転院した。新華社が報じた。
同済病院光谷院区で、新型コロナウイルス感染者を受け入れていた17エリアに入院する感染者はこれで0になり、正式に閉鎖となった。これから、新型コロナウイルス感染患者以外の患者を受け入れる通常業務の準備が始まる。
同済病院の光谷院区は、新型コロナウイルスに感染した重症患者と重篤患者を受け入れる指定医療機関だった。30日に患者132人が医療従事者の付き添いの下、中法新城院区に転院した。中法新城院区では国家医療チーム8チームが治療に当たっている。一流の専門家からなるそれらチームは実力を存分に発揮して、各患者の治療に当たっている。
同済医院光谷院区は2月9日から新型コロナウイルス感染者を受け入れるようになって以来、合わせて1462人の患者を受け入れて来た。最も多い時で、840人の患者が入院していた。感染者受け入れエリア閉鎖後、治療に約2ヶ月間奮闘してきた上海、江蘇、浙江、福建、山東、広東の6省・市から来た医療チームの医療従事者らは、帰途につくことになる。
湖北省衛生健康委員会の30日の発表によると、29日24時の時点で、同省で依然として入院して治療を受ける新型コロナウイルス感染者は1733人。うち重症患者は427人、重篤患者は174人で、いずれも指定医療機関で隔離され治療を受けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月1日