「金のおばさん」VS「マオタイ酒のおじさん」、軍配はどちらに? (2)

人民網日本語版 2020年04月21日11:08

「マオタイのおじさん」は好敵手を求める

「中国のおばさん」だけではない。「マオタイのおじさん」も負けるわけにはいかない。年初以来、感染症の影響で、複数の資産が相次いで値下がりし、株式市場は多くの銘柄が下落したが、貴州マオタイの価格は短期的な変動の後、一気に上昇して過去最高に迫った。4月17日の終値は1226元(1元は約15.2円)だった。

現物市場で、人々は名酒を消費しようとするだけでなく、名酒の投資価値にますます注目するようになった。こうして名酒を熱心にコレクションする「おじさん」たちが、ついにマオタイ酒コレクションによって「中国のおばさん」と同じ土俵で戦う資格を得た。本当の酒好きだけでなく、遊休資本も相次ぎ参入して、名酒投資の産業チェーンが形成され、名酒のコレクション商品や名酒の信託商品も人気を集める。

17日の終値を受けて、貴州マオタイの時価総額は再び過去最高を更新し、1兆5400億元に達して、コカコーラを抜き、食品業界の世界一になった。

投資家は、「10年前に10万元出して当時1株75元の貴州マオタイ株を買っていれば、今なら純収益が約190万6千元になり、このうち株価が149万6千元増加し、現金配当が9回で累計6万元(税引き後)、特別配当株が35万元だ」とそろばんをはじいた上で、「マオタイおじさんに何か言葉を贈るとしたら、『ライバルがいなくてどんなに寂しいか』になるだろう」と述べた。

北京の酒類取引業者は、「マオタイ酒は以前は800元まで値下がりしても誰も欲しがらず、2014年にアルコール産業が低迷した後も、価格は850-900元を維持していた。その後は上昇を続け、今は2300元が一般的な相場だ」と話した。

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