記者会見の様子(撮影・王暁斌)。
海南省三亜市は10日、記者会見を開き、中国全土から100 組の「戦『疫』英雄」(医療従事者や科学研究者、武装警察官、メディア記者、公的機関の第一線感染症対策担当者など)カップルを三亜市が企画した新婚旅行イベントに招待し、同日からメディアによる募集や本人による申込や、他人からの推薦、招待などさまざまな形式で募集を開始すると発表した。三亜市は参加カップルに全行程無料の往復航空券を提供し、食事・宿泊、結婚式・ブライダル写真撮影、景勝地観光などのサービスを提供するという。このイベントは6月5日から8日に三亜市で行われる予定となっている。中国新聞網が伝えた。
募集期間は5月10日から5月21日で、条件を満たす中国全土の新婚カップルであれば、「三亜市ブライダル観光業界協会」公式アカウントや「愛三亜」商城、海南日報の公式申込ルートを通じて参加を申し込むことができる。
三亜市旅文局の王菲菲副局長は、「集団結婚式やブライダル写真撮影、景勝地観光などを含む3泊4日の新婚旅行イベントを企画した。さまざまな体験ルートで、バラエティ豊かなハネムーンを楽しんでもらいたい」と語る。王副局長によると、今年3月には、三亜市政府はすでに「全国戦『疫』英雄の最も美しい結婚式」イベントの企画を始めていた。これまでの呼びかけや働きかけの結果、三亜市ではすでに多くの社会貢献に熱心な企業が積極的にこのイベントに参画しているという。
王副局長によると、イベント開催時には、今回の感染症対策で重要な貢献を果たした感染症対策専門家や、第一線で患者の治療に当たった病院の院長、医療従事者らも招待し、この特別な意義を持つ「英雄結婚式」に立ち会ってもらう予定だという。
三亜市は新婚旅行先として有名で、恵まれた自然環境と観光資源によって、近年、ブライダル産業が急成長している。おおまかな統計によると、2019年、三亜市には新婚カップル計30万組以上がブライダル写真撮影で訪れ、挙げられた結婚式は2500回以上に達しており、それによって生じた新婚旅行関連消費は約100億元(1元は約15円)に達している。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年5月11日