夜8時ごろ、貴州省貴陽市にある団地・小石城磐城に住む王小芬さんはエレベーターに乗り、1階に到着。顔認証システムを使って、スマートトレーニングジムに入った。その時、中では多くの人が、トレーニングに励んでいた。新華社が報じた。
「毎晩ここに来ている」と話す王さんは元々、一般的なトレーニングジムに通う予定だったものの、スマートトレーニングジムが団地内に設置されたのを知って計画を変更したのだという。その理由として、「この上に住んでいるので、エレベーターで3分もせずに来られるので、とても便利だから」と話す。

貴陽市の団地・小石城磐城のスマートトレーニングジムで体を鍛える男性(2020年7月23日、撮影・鄭明鴻)。
王さんの話す「スマートトレーニングジム」とは、貴州省初の24時間営業のスマート市民トレーニングジムで、今年7月10日にオープンした。ランニングマシンやローイングマシンなどは有料であるものの、その他の器材はいずれも無料だ。専門のヨガインストラクターもおり、ヨガ教室も行われている。

スマートトレーニングジム内で卓球をする男性(2020年7月23日、撮影・鄭明鴻)
トレーニングジムプロジェクト開発マネージャーの李偉さんは、「トレーニングジムは、体質チェックやモニタリングサービスも提供している。トレーニングが終わった後、スマホで自分の体の各指数や運動データをチェックし、科学的にトレーニング計画を立てることができる」と説明する。
同団地の住民・張磊さん(32)は普段、仕事が忙しく、以前は運動の習慣はなく、暇な時は家で子供の世話をしたり、ゲームをしたりして過ごしていた。しかし、スマートトレーニングジムオープン当日、1年分の会費240元(1元は約14.9元)を払うと、現在は週に少なくとも4回通い、毎回1時間ほどトレーニングに励んでいるのだという。

スマートトレーニングジムのランニングマシンでランニングする男性(2020年7月15日、撮影・鄭明鴻)。
「日常的なトレーニングなら、このトレーニングジムで十分。何と言っても、家の近くで、とても便利」と張さん。
北京や重慶、浙江省、湖南省などの省(市)でも、スマートトレーニングジムの設置が試みられている。2017年、24時間営業セルフトレーニングや分単位で料金を計算したり、スマホでトレーニング情報を把握するなどを特色としたスマートトレーニングジムが重慶で登場した。その後、スマートトレーニングジムは少しずつオフィスビルや団地にも進出し、流行し始めている。(編集KN)

スマートトレーニングジムで体を鍛える人(2020年7月23日、撮影・鄭明鴻)。
「人民網日本語版」2020年8月3日
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