中国で体験型推理ゲーム「マーダーミステリー」が大人気に 1年で1万店が新規オープン

人民網日本語版 2020年12月31日14:28

近年、リアル脱出ゲームを代表とするオフライン体験型ゲームが若者の間で人気になっている。統計によると、中国の体験型ゲームの市場規模は2019年にすでに5000億元(1元は約15.8円)に達しており、成長率は数年連続で約15%のペースを保っている。また、「90後(1990年代生まれ)」や「00後(2000年以降生まれ)」の約50%は、毎週、少なくとも1回は体験型ゲームをしている。最近は、体験型推理ゲーム「マーダーミステリー」が登場し、そのミステリアスなシナリオ、ドキドキ感を楽しめるほか、友人たちと一緒に遊べるとあって、大人気となっている。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが報じた。

マーダーミステリーで人生を演じながら友達と交流

海外に起源を発するマーダーミステリーは、物語の登場人物になりきって遊ぶ推理ゲーム。シナリオ上の事件をめぐって、人間関係の再現、証拠探しなどをしながら推理を展開し、犯人を捜す。参加者は通常5人から8人で、所要時間は4時間から7時間ほど。その、ミステリアスな事件をめぐって推理を行う中で、参加者は演技力を存分に発揮できるほか、探偵になって推理してみたいという願いをかなえることができる。その他、マーダーミステリーの登場で、もっと社交的な遊びをしたいと考えている人のニーズを満たすプラットホームともなっている。

上海普陀区にある「マーダーミステリー」専門店に足を運ぶと、金曜日であるにもかかわらず、いろんなタイプの部屋の中で、たくさんの人がゲームを楽しんでいた。同店の責任者は、「商売は繁盛している。予約する人がとても多いため、新しい店舗を開いたばかり」と話した。

上海のある「探偵推理館」の責任者も、「新しい店舗を拡張したばかり。1日に2ゲームずつとして、10部屋で1日20ゲームと元々フル回転だった。今、土日は1日40ゲームの予約がほぼいっぱい」と話した。

上海のある「マーダーミステリー」を展開するインターネット企業の最高経営責任者(CEO)によると、「オンラインユーザーがもうすぐ3000万人に達する。友達や同級生と集まる時に、一緒にゲームをするのだろう。アクセスは増えるばかりで、サーバーを何度も追加している」と語る。

統計によると、2019年、中国の「マーダーミステリー」市場は急速に成長し、その規模は2018年に比べて2倍になり、100億元を突破した。

上海、1ヶ月30店のペースで増える「マーダーミステリー」の店

「推理」、「頭フル回転」、「殺人事件」、「タイムスリップ」などの要素が売りのマーダーミステリーは若者の間で人気を博すゲームと社交の場になっている。北京や上海、広州、深センのほか、四線都市でも、マーダーミステリーの人気に火が着くようになっている。

上海のある「マーダーミステリーシナリオ館」の責任者は、「何度も使いまわすことができ、コストも高くないため、ハードルは低い20‐30万元あれば店を開くことができ、半年から1年でコストを回収できる」と説明する。

統計によると、2019年1月の時点で2400店だった中国全土にあるオフライン体験型の「マーダーミステリー」のショップは同年12月には1万2000店にまで激増した。つまり1年間で1万店が新規オープンした計算になる。

その他、マーダーミステリーが人気になり、川上・川下産業にも益が及んでいる。シナリオはマーダーミステリーにとって一番重要な部分で、その良し悪しは店が繁盛するかに直接影響する。現在、おもしろいシナリオなら、その版権が100万元以上でやり取りされているケースもある。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年12月31日

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