遼寧省大連市衛生健康委員会の趙連副主任は今月27日、現地政府が開いた新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見で、「新型コロナウイルスに感染した妊婦の治療のために、当市は特別業務グループを立ち上げた。そして、26日夜に、国、省、市の専門家が共同で立ち合い診察を行ったうえで、帝王切開手術を行い、無事男児が生まれた」と明らかにした。中国新聞網が報じた。
大連市は妊婦の患者の治療を非常に重視しており、新型コロナウイルス感染後、専門の業務グループを設置。産婦人科の専門家を招いて共同で立ち合い診察を行い、出産期の緊急対応マニュアルを策定し、専門スタッフの育成、トレーニングを実施した。
26日夜、国、省、市の専門家が共同で立ち合い診察し、病状を確認したうえで、帝王切開手術を行う条件が整っていると判断し、実施。男児が誕生し、女性も無事に病棟に戻って、治療を再開した。専門家の診察によると、男児の健康状態は良好で、専門スタッフが専用車で、大連市婦女児童医療センターへ移送して隔離して経過を観察している。
男児の1回目のPCR検査は結果は「陰性」だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月28日