ヘルスケアに熱心な「90後」、さまざまなサプリが人気

人民網日本語版 2021年06月03日16:58

栄養素、目にいいサプリ、肝臓の機能を高めるサプリ……さまざまなサプリメントが売り上げを伸ばし続けているが、後押しするのは実は中高年ではなく、「90後(1990年代生まれ)」など若い世代だ。「北京青年報」が伝えた。

「90後」がお湯をたくさん飲み、保温ボトルにクコの実を浮かべ、保温インナーを着込むようになった時、ヘルスケア関連の話題は今や中高年の専売特許ではなくなった。グローバル市場調査機関のイプソスがこのほど発表した「90後ヘルスケア日誌消費トレンドインサイト」によると、元々ヘルスケアで「体の内側と外側の調整を重視する」よう気をつけていた「90後」こそ、今ではサプリ市場の最大のお得意様だ。

調査研究によると、仕事や勉強で忙しく、夜更かしや徹夜をしがちな「90後」は、ヘルスケアに気をつけざるを得ない状況にいる。これについての話題を見ると、心の健康、スタイルのキープ、睡眠の改善が健康ニーズの上位3位に並ぶ。一方、ニーズの増加率上位3位には、睡眠、抜け毛、オーラルケアが並ぶ。

「90後」のヘルスケアは、体の内側と外側をどちらも重視している。口に入れる食べ物や製品で何を選ぶかによって、ヘルスケアの効果が変わってくるというのが一般的な認識だ。内服、トレーニング、飲食品の調整、生活時間の調整、中国式ヘルスケア、レジャー・娯楽、医者にかかることなど、数ある健康ソリューションの中で、医薬品、サプリメント、食材を含む「内服系」が他を大きく引き離している。

「内服系」によるヘルスケアの選択では、天然成分を含んだサプリが好まれ、果物や野菜、植物の有機エキスも人気が高い。生薬や珍しい成分が新たな人気商品で、ブクリョウ、チンピ、ケツメイシ、サンザシなどの純粋な生薬を調合して製造した痩身茶が、日常の茶飲料に取って代わっている。

このような新興市場に合わせるため、サプリにはおやつ化、インスタント食品化する傾向があり、フリーズドライ、キャンディ、ゼリー、すぐ飲める飲料にするとより売れ行きがよくなる。また製品のパッケージでは、持ち歩きしやすい、個性的、環境保護に配慮している、さらには社交的といった特徴が「ファン囲い込み」の重要な要素になった。

頑強ワーカー、「仏系(仏のように物事に拘泥しない人々を指す)」ヘルスケア党、繊細愛美族、自律トレーニング党、夜更かし党、ヤングファミリー——ヘルスケアに力を入れる「90後」はこの6タイプに分類される。

頑強ワーカータイプは、仕事と生活と二重の圧力にさらされ、働き始めた初期から中期にあり、生活のペースが速く、飲食の習慣が良好とは言えず、病気になる手前の亜健康(サブヘルス)の状態にある人もいる。高頻度で長時間にわたり電子機器を使用することも特徴だ。サプリを選ぶ時は疲労回復、睡眠サポート、抗不安作用、目にいいなどの機能により注目し、ヘルスケアに取り組む主な場面はオフィスの中、通勤時や出張時で、食事と一緒にとることが多い。

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング