世界人工知能大会2021にて、上海市金山区政府がフードデリバリー事業を展開する美団と正式に契約を交わし、中国初の都市低空物流運営モデルセンターの金山区での設立を共同推進することになった。15分で自宅まで配送する、美団独自開発のドローン宅配サービスがすでに現実になっている。
ユーザーが必要とする薬がドローンにより深セン市の感染者がいる団地に届けられ、ワンタップで注文を出してから10分で熱々のデリバリーがドローンで玄関まで届けられる――これはSF作品のシーンではなく、現実のシーンだ。これは美団が初公開した、独自に研究開発した都市低空物流スタイルでもある。
美団は2017年にドローン配送シーンの模索を開始し、3キロメートル、15分配送の低空物流ネットワークの構築に取り組んできた。現在すでに自律飛行ドローン、自動化空港、ドローン管理システムの開発を初期的に行った。うち中核システムの9割以上の部品が美団が独自に開発したものだ。
美団上級副総裁での王莆中氏は、「人工知能(AI)などの技術が近年進歩し続けるにつれ、都市の低空飛行は民間用の撮影から大規模な産業用への転換が始まった。都市の低空物流ネットワークは今後10年から20年のテクノロジーイノベーションの重要な機会になる。ドローン+生活シーンの結びつきは、低空物流ネットワーク構築の最良のルートだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年7月12日