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農村を訪ねて「小康」を感じよう(8)ラサ・ニンティ鉄道がチベットのアグリツーリズム発展を後押し

人民網日本語版 2021年08月09日10:48

【はじめに】中国共産党創立100周年祝賀大会で、習近平総書記は、党と人民を代表して、「全党、全国の各民族の人民の持続的な奮闘を経て、中華の大地で小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成させるという1つ目の100年の目標を達成し、絶対的貧困の問題は歴史的な解決をみた。今は、社会主義現代化強国を全面的に完成させるという2つ目の100年の奮闘目標達成に向けて、意気揚々と邁進している」と厳かに宣言した。

小康社会の完成度は、農村を見れば分かるものだ。農業が発展しているか、農村が美しいか、農民が豊かな生活を送っているかなどは、小康社会の全面的な完成の質と社会主義現代化の質を左右する要素となる。

人民網日本語版では、「農村を訪ねて『小康』を感じよう」をテーマにしたシリーズ記事を掲載し、中国の広大な農村で生じている生産や生活における大きな変化、そして人々がしっかりと実感している獲得感と幸福感、安心感を紹介していく。また新時代における美しい農村ののどかな風景や小康社会を全面的に完成させた農村の物語を描き出していく。

西蔵(チベット)自治区林芝(ニンティ)市朶当村は、拉林(ラサ・ニンティ)鉄道沿いにあり、ニンティ駅からわずか8キロしか離れていない。モモの花が有名で、毎年3-4月になると、多くの花見客が押し寄せる。2020年、朶当村の村民の平均所得は1人当たり2万1000元(1元は約17円)を超えた。今年6月25日、チベット自治区初の電気鉄道であるラサ・ニンティ鉄道が開通し、拉薩(ラサ)市、山南(ロカ)市、ニンティ市を結ぶ「3時間経済圏」が構築された。市民らのアクセスが便利になっただけでなく、朶当村の農業エコ観光の人気にさらに拍車がかかり、バラやハルシャギクなどの花をさらに遠くの地域へと輸送できるようになり、チベット自治区の経済発展に新たな活力を注ぎこんでいる。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年8月9日

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