上海市のあるスーパーで有害生物防除専門員として働く浦賽紅さんは最近、利用客に無料で手作りの「蚊の行動表」を配布している。これは秋の蚊の対策に用いるものだ。この行動表には蚊の24時間の出現場所、行動の特徴、各時間帯の駆除のコツが詳細に記されている。また蚊の習性、好む天気、好む屋外活動、最も好きな場所や、予防・回避・駆除・環境防除の方法が詳細に記されている。中国新聞網が伝えた。
浦さんが手作りした「蚊の行動表」(本人から提供)。
秋は蚊が最も猛威を振るう季節だ。姿を消さないばかりか、より必死に血を吸おうとする。浦さんは「スーパーの利用客は私にとって隣人と同じように親しい存在。私は蚊の防除の常識を知っているので、分かりやすい表を作って注意を促すことにした」と話す。
浦さんは蚊の防除のベテランだ。「有害生物防除専門員を13年続けている。その間にさまざまな道具を試してみた」という。浦さんによると、最初に使ったのは最も基本的なハエたたきだったが、現在では物理・化学の手段を同時に用いている。浦さんは大小さまざまな50種類以上の道具を試してみたという。
浦さんはさらに「罠」も自作している。「小さな缶を用意して、中に水と食器用洗剤を入れ、蜂蜜を塗って虫をおびき寄せる。ハエが中に入るとくっついてしまい、外に出られなくなる」という。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年8月27日