博物館コラボにブラインドボックス…2021年の多彩な月餅

人民網日本語版 2021年09月22日16:58

博物館とのコラボレーション、文化クリエイティブギフトボックス、ブラインドボックス…中秋節(旧暦8月15日、今年は9月21日)には月餅はまた人気商品になった。大手月餅ブランドはあの手この手でアイディアとおいしさを競い、今年の月餅市場にはさらに文化クリエイティブコラボの旋風が吹き荒れた。毎年、月餅市場に多くのメーカーが参入し、数多くの商品が販売されるのは、月餅が本当にもうかるからだ。ある上場企業の年度決算によると、月餅の粗利益率は60%に迫る。そのため、分析によれば、今年の原材料コストが上昇したにもかかわらず、月餅は引き続き「いい商売」だという。「成都商報」が伝えた。

「アイス型」、「ミルク瓶型」など多様 ひと味違う「タニシ麺味」や「ザリガニ味」も

月餅メーカーはあらゆる工夫をし、さまざまな月餅を打ち出してアイディアと味を競っていた。

天眼査アプリのデータでは、中国の「月餅」関連の特許出願情報は1万件を超え、現在の有効特許は1800件以上あり、その大多数が外観デザインに関する意匠特許権で、哺乳瓶型の月餅もそのうちの1つだという。特許の説明を見ると、「ミルク瓶型月餅」は哺乳瓶そっくりの形をしている。このほかの目新しい月餅関連の特許には、「蟹型月餅」や「アイス型月餅」などがある。いずれも意匠特許権で、蟹の形、アイスの形をしたものだ。透かし彫り風リング型の月餅、何層にも分かれた月餅など、数え切れないほどさまざまなタイプがある。

こうした珍しい外観の月餅だけでなく、材料に工夫を凝らした月餅も数多くある。タニシ麺風、ザリガニ味、マスタードサーモン味、上海蟹味、フレッシュミート味、ミルクティ味……いろいろな珍しい風味の月餅が続々誕生した。

胡辣湯(河南省の伝統的な辛味スープ)味の月餅を見ると、ECプラットフォームでは牛肉入りのものが6個で109元(1元は約16.9円)前後、プレーン味のものが8個入りギフトパッケージが230元前後で売られていた。胡辣湯も月餅も好きなので、一緒にしてしまおうというアイディアで、この不思議な組み合わせの衝突と融合によって、河南の味を楽しめることは確かだ。

今年最も「破壊力」を備えていたタニシ麺味の月餅が突然現れた。中身はタケノコの漬物、タニシ、貢菜、ビーフンなどだ。商品の紹介文を見ると、タニシ麺味月餅の皮は照りのある黒色で、暑い日のアスファルト道路によく似ている。業者によると、イカスミを入れてこの色を出したという。

またネットショッピングでは、プリプリしたザリガニの肉をフレッシュミートに混ぜ込んだ中身のマーラーザリガニ味の月餅も売られている。サーモン、イクラ、海苔にマスタード味をつけたサーモン寿司風の月餅もある…いろいろな中身があり、消費者が思いつくようなものならメーカーが商品化できないものはない。

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