清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月5日)に合わせて4月3日から5日が3連休となる中国。それでも、飛行機の価格は激安となっている。一部の旅行サイトを見ると、人気の旅行先に向かう飛行機のチケットも格安となっている。
3月28日付けの旅行サイト・飛猪(Fliggy)を見ると、4月10日までの広州から上海に向かう飛行機のチケットの最安値格はたったの67元(1元は約19.2円)となっていた。その後の3日間はやや高くなり、120元となっていたものの、5月1日(メーデー)の前日でも最安値はわずか283元だった。
人気路線の最安値がたったの67元 4月のチケットは捨て値に
上海と広州を結ぶ路線のほか、北京から他の地域へ向かう飛行機のチケットも4月中はずっと激安となっている。例えば、旅行サイト・携程の3月29日付けのデータを見ると、北京から杭州に向かう飛行機のチケットの4月の最低価格はほとんどが約200元で、最安値は188元だった。北京から三亜に向かうチケットのほとんども500元以下で、最安値は352元となっている。そして北京から西寧に向かうチケットもほとんどが300元以下で、最安値は200元だった。
携程や飛猪、同程旅行、去哪児といった旅行プラットフォームをチェックすると、ほとんどの航空会社のチケットの価格が大幅に安くなっている。3月29日付けのデータを見ると、春秋航空は95%オフというキャンペーンを行っていて、4月8日に広州白雲空港から上海虹橋空港に向かうチケットの最安値はなんとわずか79元と、列車の二等席よりも安くなっている。吉祥航空や東方航空、海南航空、中国国際空港のチケットもそれぞれ180元、240元、260元、275元となっている。
6大航空会社のうち黒字予想は2社のみ
民用航空のベテラン業界関係者である林智傑氏は、「中国各地で新型コロナウイルス感染拡大が深刻化し、1日当たりの新規国内症例も過去最多を記録していることを受け、多くの飛行機が飛べなくなってしまっている。そのためチケットが捨て値になる現象が生じている」と説明する。
格安チケットが登場すると同時に、中国6大航空会社が最近、2021年度の業績予想を発表した。うち4社が赤字の予想で、黒字予想は春秋航空と*ST海航だけだった。純利益を見ると、中国国際空港は145-170億元の赤字予想で、赤字の金額が6社の中で最大となっている。東方航空は110-135億元の赤字、南方航空は113-128億元の赤字の予想となっている。赤字予想の原因について上記航空会社はいずれも新型コロナの影響とガソリン価格の高騰を挙げている。また、吉祥航空は33-42億元の赤字の予想となっていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月31日
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