青海湖国家級自然保護区管理局はこのほど、今春初の巡回観測を行った。計28種・総数6万5000羽以上の水鳥を観測し、水鳥の数が前年同期比4.5倍増となった。人民日報が伝えた。
青海湖国家級自然保護区の鳥類は現在227種で、主に湿地、砂漠草原、草地草原で生息する水鳥、鳴禽、猛禽から構成されている。青海湖の水鳥の種類は現在97種。青海湖で毎年繁殖するインドガン、チャガシラカモメ、オオズグロカモメ、カワウの繁殖個体群は、世界の繁殖個体群全体の30%にのぼる。
青海湖国家級自然保護区管理局の責任者は、「青海湖のキーストーン種である青海湖裸鯉の資源保有量は前年比8100トン増の10万8500トンで、保護初期の42倍近くにのぼった。象徴種であるプシバルスキーガゼルの個体数は、2004年の257頭から2021年の2800頭以上に増加した。指標種の水鳥の通年の統計量は計約57万1000羽で、2007年の観測開始以降で最大となっている。青海湖の全体的な生態環境の持続的な好転はこのためのしっかりした基礎を固めた」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年4月14日