中国長江三峡集団有限公司によると、世界で建設中のうち最大規模で、総合的な技術の難易度が最高の水力発電プロジェクトである白鶴灘水力発電所の今年に入ってからのクリーン電力発電量が5日午前0時22分時点で100億kWhに達した。標準石炭使用を約306万トン節約でき、二酸化炭素を約838万トン削減し、3万3000ヘクタールの広葉樹林を植林するのに相当する。人民日報海外版が伝えた。
最初の発電機が稼働・発電してから、白鶴灘水力発電所の累計発電量は256億kWhにのぼっている。稼働開始した発電機は運営状態が安定しており、運営指標が優れている。白鶴灘水力発電所の最後の2基の総組立が終了に近づいており、プロジェクトがフル稼働に向けてラストスパートの段階に入っている。
四川省寧南県と雲南省巧家県の境界にある金沙江本流区間に位置する白鶴灘水力発電所は、「西電東送」(西部地域で発電した電力を東部地域に送電すること)を実施する国家重要プロジェクトで、中国が独自に研究・製造する世界で単一設備容量が最大の100万kW級水力発電機を16基設置し、全体の設備容量は1600万kWで、複数年の平均発電量は約624億kWh。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月9日