浙江温嶺潮力・太陽光相互補完型スマート太陽光発電所。(画像提供は取材先)
国家エネルギー集団によると、中国初の潮力・太陽光相互補完型スマート太陽光発電所である国家エネルギー集団竜源浙江温嶺潮力・太陽光相互補完型スマート太陽光発電所が30日、フル稼働で発電を開始した。太陽光・潮力協調発電という新エネ総合運用新モデルを実現した。人民網が伝えた。
同発電所は中国初そして現在のところ唯一の潮力・太陽光相互補完型スマート太陽光発電所で、総発電設備容量は100MW、24の発電ユニットを設計・設置し、計18万5000枚余りの高効率単結晶シリコン両面モジュールを取り付けている。
浙江温嶺潮力・太陽光相互補完型スマート太陽光発電所のスマート化集中監視室。(画像提供は取材先)
国家エネルギー集団の関係責任者によると、同発電所はドローン巡回点検技術及びAI(人工知能)スマート診断システムを採用し、デジタル化プラットフォームビッグデータ解析により、太陽光発電設備の健康モニタリングリモート診断を展開し、設備の潜在的な問題を事前に発見する。その早期警戒の正確度は85%以上。
浙江温嶺潮力・太陽光相互補完型スマート太陽光発電所のソーラーパネル。(画像提供は取材先)
試算によると、同発電所の稼働開始後、20年の稼働期間中の年平均発電時間は1092時間、年間発電量は1億kWh超で、都市部住民約3万世帯の1年の電力の需要を満たす。同等の発電量の火力発電と比べると、標準石炭消費量を毎年3万1654トン節約でき、二酸化炭素排出量を毎年8万4479トン減らせる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年5月31日