中国航天科技集団によると、中国は次世代有人キャリアロケットと大型キャリアロケットを開発中だ。これらのロケットは将来的に有人月面着陸、火星探査、木星探査、小惑星探査などの任務を担う。科技日報が伝えた。
次世代有人キャリアロケットは2030年前後に中国人を月に送り届ける能力を備える。大型キャリアロケットは開発に成功した後、中国の地球―月遷移軌道への打ち上げ能力を50トンに引き上げ、月での開発活動をサポートする。
現在計画されている一連の再使用型宇宙輸送システムの開発作業は、中国の宇宙進出の能力を大幅に引き上げ、宇宙進出のコストを引き下げる。同時に将来の長征ロケットはよりスマートでより安全になる。
中国航天科技集団第一研究院次世代有人キャリアロケットチーフデザイナーの馬英氏は、「当研究院はスマートロケット技術を研究中だ。ロケットに故障診断と自律飛行能力を持たせ、従来の飛行プログラムに基づく自動飛行から自律飛行への飛躍を実現する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年8月22日