今年の夏季旅行報告が発表、人気度上昇幅最高は黔東南苗族侗族自治州

人民網日本語版 2022年09月01日16:42

ミャオ族の集落・西江千戸苗寨で客を歓迎する攔門酒を体験する男性

旅行サイト・同程旅行がこのほど騰訊(テンセント)広告と共同で2022夏季旅行報告である「地元・近場旅行市場が活発、長距離旅行が急速に回復」を発表した。6月以来、中国国内の各大都市で全面的に出勤と企業活動が再開され、旅行市場が「V」字回復した。その他、今年の夏季の国内旅行のうち、人気度の上昇幅が最も大きかった都市は、貴州省黔東南苗(ミャオ)族侗(トン)族自治州だった。同地は過ごしやすい気候で、民俗ツアーや避暑ツアーなどがたくさん打ち出されており、省内外から観光客が数多く訪れた。

同程旅行の統計によると、今年7月、貴州省での観光消費者数は前月比約50%増となった。また、ホテルの予約数も前月比約70%増となった。その他、仏山や舟山、万寧といった沿海都市も夏季に大人気の旅行先となった。

中国国内の主な旅行先のうち、成都・重慶、珠江デルタの都市群の人気度が高くなっているほか、昆明や貴陽、哈爾浜(ハルビン)といった涼しい気候で、避暑に適した都市の人気も急速に高まり、いずれもトップ10入りしている。同程旅行の統計によると、今年の夏季に最も人気となった国内の旅行先トップ10は、重慶、成都、昆明、広州、深セン、貴陽、杭州、西安、哈爾浜、鄭州だった。その他、旅行コンテンツを見ると、夏の旅行関連のショート動画やライブ配信といったコンテンツの人気度が目に見えて高まった。文化、科学知識普及系のライブ配信を最も好んで視聴しているのは、「親子」や「学生」だった。

地元・近場旅行が主流となった市場環境の下、豊富なアウトドア関連の遊びも若者の間で新たに大人気となっている。テンセントが公開している統計によると、今年の夏に最も人気だったのは「キャンプ」で、注目度、話題度は8月中旬に今年最高値に達した。その他、地元・近場でサイクリングや登山も夏に大人気となり、特に「立秋」を迎えて以降、北方エリアは厳しい暑さが過ぎ去り、そのようなアウトドアスポーツに注目するユーザーが増加している。統計によると、サイクリングの注目度は7月中旬と8月上旬にピークを迎えた。今年、中国で大流行しているフライングディスクも7月中旬と8月初めに注目度が急上昇カーブを描いた。中国では今、フライングディスクに注目する人が増え、そのプレイヤーもどんどん増加している。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年9月1日

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