中国のデジタルマップ産業、1日のユーザー数が延べ10億人以上に

人民網日本語版 2022年08月31日10:59

中国のナビゲーションマップ産業、デジタルマップ産業は、政策の支援を受けて、経済・社会の建設を促進し、人々の暮らしに便利さをもたらした。新華社が伝えた。

今年8月29日は19回目の全国測量法PRデーにあたる。中国地理情報産業協会が発表した最新のデータによると、中国には百度地図、高徳地図、騰訊(テンセント)位置、華為(ファーウェイ)地図などを中心とする企業の位置情報サービス開放プラットフォームがあり、デジタルマップの位置情報サービスの1日当たり利用回数は最高で延べ1300億回に達し、1日当たりユーザー数は延べ10億人を超える。関心のあるポイント(POI)は2億6千万ヶ所に達し、200以上の国・地域をカバーし、開発者は230万人を超え、サービスを提供するモバイルアプリは60万を超え、地図の表示・検索は70言語以上に対応し、グローバル道路マップは7千万キロメートルをカバーしている。

中国自然資源部(省)はリモートセンシング画像データの保障が常態化したメカニズムを構築している。2021年には2メートル解像度のリモートセンシング画像データを4バージョン完成させ(四半期ごとに1バージョン)、中国の全ての陸地をカバーした。1メートル解像度のリモートセンシング画像データは1バージョンを完成させ、黒竜江省の黒河市と雲南省の騰衝市を結ぶ線の東部全体と西部の一部都市をカバーした。今年4月には、同部が高解像度立体観測衛星の「資源3号03」と高分解能地球観測システムの「高分7号」のレーザーによる高さ測定標準製品を発表した。レーザーによる高さ測定製品は標高点に使えると同時に、極地の氷河モニタリング、湖沼の水位測量、森林の樹高測量とカーボンシンク(二酸化炭素吸収源)試算、干潟の浅海域の地形測量などの面でも幅広い応用の可能性がある。

22年7月末現在、中国の地理情報公共サービスプラットフォーム「天地図」の1日当たりアクセス数は延べ8億1400万回を超え、登録された開発ユーザー数は累計80万7900人、対応するアプリは73万1800に達した。アプリの対応する範囲は、自然資源、生態環境、公共安全、科学研究・教育、交通・輸送、利水・治水、農業、民政、気象、統計、地震、住宅建設などの分野に及び、中国政府の地理情報資源の共有を力強く推進し、地理情報アプリの効果を高めている。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年8月31日

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