20日は大寒 寒さが去り春が訪れ、新たな年迎える

人民網日本語版 2023年01月20日13:27
20日は大寒 寒さが去り春が訪れ、新たな年迎える

1月20日に「大寒」が到来する。大寒は二十四節気の最後の節気で、冬の最後の節気でもある。冬が去って春が訪れ、大寒を過ぎると、また新しい四季のサイクルが始まることになる。

大寒より小寒の方が寒い

大寒と小寒は気温の変化が名称になった節気だ。上海社会科学院文学研究所民俗研究室の畢旭玲主任によると、「大寒という名前は小寒よりも寒そうに感じるが、実際は大寒の頃には自然界に陽の気が満ち始めて、すでに春に近づいている。そのため大寒を迎える頃の気温は小寒の頃よりもやや高く、小寒の方が寒いことが多い」としている。

畢主任は、「二十四節気で小寒の後に大寒が設けられているのは、おそらく中国人の『不運が極まれば幸福がやって来る、すべては循環する』という伝統的な考え方と関係があるだろう。大寒の後で立春の節気に戻れば、ちょうど1年間のサイクルが完結する」と説明している。

大寒を過ぎるとまもなく春節、新たな年のスタート

今年の大寒は旧暦12月29日に当たり、翌日は旧暦の大晦日で、大寒のシーズンの中で旧暦1月1日である春節(2023年は1月22日)を迎えることになる。新しい年を迎えるために、どの家も大掃除や玄関口に飾る春節飾りの準備で忙しい。これはまず、空間を浄化して、環境を美しく整えるためだけでなく、心を浄化して、幸運を呼び込むためだ。春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)や福の字、花の窓飾りなど春節に関連したおめでたい飾りは、この時期、家を飾り立てるインテリアの主役にもなる。

人々は素晴らしい生活への期待に胸を躍らせながら家の中や門口を飾りつけ、新たな気持ちで新年を迎え入れ、これからの一年が幸せであるように願いを込めるのだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年1月20日

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