成都高新減災研究所が8日に発表した情報によると、四川製のスマート製品である救助現場専用地震警報システムが、四川藍天救援隊の隊員と共にトルコに向かった。中国の地震救助警報システムが海外の災害救助に使われるのは初めてとなる。中国新聞網が伝えた。
同システムは成都高新減災研究所、中国地震局地震早期警戒技術研究成都センター、中国地震局地球物理研究所、地震早期警戒・マルチ災害早期警戒応用情報技術四川省重点実験室が研究開発したもので、非常に優れた誤報防止機能を持ち、地震早期警戒情報の正確性、適時性、安全性を保証する。
地震救助現場及び周辺地域で地震(余震)が発生した際に、同システムは地震の縦波が横波よりも速く伝わる原理を利用し、壊滅的な地震の横波が到達する前に救助者のトランシーバーと自動的につながり警報を出し、救助者が速やかに避難するよう注意を促すことで、地震(余震)が救助者に与える被害を減らす。中国地震局地震早期警戒技術研究成都センター、成都高新減災研究所所長の王暾氏は、「救助現場専用の地震警報システムはこれまで、2013年の四川芦山M7.0地震、2014年の雲南魯甸M6.5地震、2017年の九寨溝M7.0地震などの地震救助現場で使用され、救助者の命の安全を守った」と説明した。
王氏はまた、「同システムが今回その効果を発揮し、トルコの震災救助に寄与し、救助者の命の安全を守ることを願う」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月9日