「中国はこのほど、関連データを発表し、2023年1月の経済情勢に関して報告した。」
▷外資導入の状況
中国の今年1月の実行ベース外資導入額は前年同期比14.5％増の1276億9千万元だった。
業界別に見ると、1月の製造業の実行ベース外資導入額は同40.4％増、ハイテク産業は同62.8％増で、うちハイテク製造業は同74.5％増、ハイテクサービス業は同59.6％増。
公式データによると、昨年の中国の実行ベース外資導入額は比較可能な統計で同6.3％増の1兆2326億8千万元で、再び記録を更新した。
アナリストは、「感染対策の重大な決定的勝利、ビジネス環境の持続的な改善など一連の有利な条件により、2023年の中国の外資導入規模が22年を上回ることに期待できる」と予測した。
▷対外投資の状況
1月には中国の全業界の対外直接投資が前年同期比43.6％増の1083億5千万元に達した。米ドルに換算すると同34.3％増の159億4千万ドルになる。このうち、非金融分野の直接投資が前年同期比30.4％増の758億6千万元に達した。
▷CPI
1月には、春節（旧正月、2023年は1月22日）の効果や新型コロナウイルス感染症の対策措置の最適化調整といった要因の影響により、中国全土の消費者物価指数（CPI）は前年同期比で2.1％上昇し、前月比では0.8％上昇した。
▷PPI
1月には、中国全土の生産者物価指数（PPI）は前年同期比で0.8％低下し、前月比で0.4％低下した。鉱工業生産指数（IPI）は同0.1％上昇、前月比で0.7％低下した。
1月は全体として工業製品の価格低下傾向が続いた。PPIの前年同期比の低下幅は前月より0.1ポイント拡大した。前月と比較すると、PPIは0.4％低下し、低下幅は前月より0.1ポイント縮小した。
▷関連データ
・製造業PMI
1月には、中国の製造業購買担当者景気指数（PMI）が50.1％となり、3ヶ月続いた景気の後退局面が終わり、景気は拡大局面に転じた。
・自動車輸出
1月には中国の自動車メーカーの自動車輸出台数は30万1千台で、前月比で7.1％減、前年同期比で30.1％増だった。自動車の種類別に見ると、乗用車は25万台で前月比で8.9％減、前年同期比で35.6％増だった。商用車は5万台で前月比で3.5％増、前年同期比で8.1％増だった。新エネルギー車は8万3千台に上り、前月比で1.1％増、前年同期比で48.2％増だった。
1月の完成車輸出台数の上位10メーカーを見ると、上海汽車集団がトップで同25.7％増の6万9千台となり、輸出全体の22.8％を占めた。前年同期比の成長率が最も高かったのは比亜迪（BYD）で、同25.1倍の1万2千台だった。2位は奇瑞汽車で同95.2％増の5万2千台、3位は北京汽車で同25.8％増の1万1千台だった。
・外貨準備高
1月末現在、中国の外貨準備高は3兆1845億ドルに達し、22年末に比べて568億ドル増加し、上昇幅は1.82％だった。
（編集JZ）
「人民網日本語版」2023年1月29日
