世界動力電池会議2023が24日に行われた記者会見で明らかにしたところによると、中国の動力電池産業は1−4月に高成長を維持し、車載電池搭載量が前年同期比41%増の91GWh(ギガワット時)にのぼった。産業のグリーンなモデル転換と低炭素型発展を力強く支えた。科技日報が伝えた。
工業・情報化部設備工業一司の一級巡視員である苗長興氏によると、新エネルギー車産業の急成長に伴い、中国の動力電池産業の質向上とアップグレードが継続し、世界のグリーンで低炭素なモデル転換を推進する重要な力になっている。製品技術が安定的に向上し、動力電池単体のエネルギー密度、重要材料の研究開発、システム集積技術などの総合性能が全面的に向上している。先端製品の供給能力も持続的に強化されている。麒麟電池、ブレードバッテリー、弾倉電池などの新製品・新技術が続々登場するとともに、産業化・規模化応用を急速に実現している。
動力電池産業のエコシステムがますます整備されており、中国がすでに世界で最も揃った川上・川中・川下及びアフターマーケットを一体化させた産業チェーンを完成させたことが注目される。正・負極材料、電解液、隔膜などの重要主材の世界出荷量は70%以上にも達する。動力電池の回収利用、カスケード利用、材料再生などのアフター産業チェーンが持続的に延伸している。動力電池回収サービス拠点の累計建設数は1万4000を超え、近場での回収をほぼ実現している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月26日