7月10日、山東省泰安市岱岳区にある範鎮国泰民安ペットフード全チェーン産業パークでは、焼成タイプのペットフードが1粒、また1粒と切れ目無く輸送ベルトでパッケージルームまで運ばれ、ロボットアームが自動的に箱詰めを行い、中国内外に販売されることになっている。同公司の姜鵬副総経理は、「当社はEC倉庫、物流、運営などの事業展開を行い、今年の生産量は2万トン、売上高は1億6000万元(1元は約19.4円)を達成する見込みだ」と述べた。中国新聞社が伝えた。
同パークは山東省が「ペット経済」産業における競争の場を絶えず広げていることの縮図だ。同省は目下、ペットの飼育、取引、フード、医療、美容、葬儀など一連の商品・サービスをカバーするチェーンの整備に力を入れている。
同省濰坊市にある濰坊富邦薬業有限公司の注射剤の充填・封じ込め作業場では、作業員が滅菌された小容量の注射剤の充填・封じ込め作業を進めていた。同公司の崔心江総経理は、「当社が製造する動物用医薬品には注射剤、中医薬超微粒子パウダー、新型バイオテクノロジー応用飼料添加物が含まれ、一部は東南アジア、アフリカなどに輸出されている」と説明した。
ペット用医療用品が海外で人気を集めており、メイド・イン・チャイナのペット用品も同じように広く人気がある。同省聊城市茌平区にある海森華寵(山東)ペット用品有限公司は、大豆の高度化加工を進め、おから猫砂を開発した。同公司の責任者の張富海さんは、「当社はペット用衛生用品の製造・輸出に特化した貿易会社で、主に高級植物性猫砂を生産しており、原材料は植物油工場で搾油した後の大豆のおからだ。製品は遠くマレーシア、インドネシア、ニュージーランド、ロシアなどで販売されている」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年7月12日