国家電網杭州アジア競技大会選手村充電スタンドで19日、ワイヤレス充電システムを搭載した電気自動車(EV)が充電を開始した。杭州アジア競技大会中核エリアで、正式に新エネルギー車ワイヤレス充電施設が操業開始した。新華社が伝えた。
国網杭州電力供給公司が建設し操業開始した杭州アジア競技大会選手村充電スタンドは、中国初のワイヤレス充電、大出力充電、V2G充電(EVの電力網への送電)の機能を同時に持つ充電スタンドだ。同スタンドにはワイヤレス充電駐車スペースが8ヶ所、500kW大出力充電装置が8基、V2G充電ポールが8基あり、オールラウンドのEV「スーパー急速充電スタンド」に相当し、杭州アジア競技大会中核エリアに高効率で便利なグリーン交通の保証を提供する。
ワイヤレス充電駐車スペースの隣には、8基の大出力充電ポールが並んでおり、最大充電出力は500kWに達し、15分で最速60kWh充電でき、400キロメートルの走行に必要なエネルギーの需要を満たせる。
また8基の60kW双方向V2G充電ポールは、ミリ秒級の負荷リアルタイムスマート調節することで、EVと電力網の双方向の「インタラクション」を実現できる。例えば、夏の電力消費のピークに、フル充電したEVがV2G充電ポールにより逆に電力網に送電することができる。
国網杭州電力供給公司マーケティング部副主任の馬闖氏は、「ワイヤレス充電、大出力充電、V2G充電という3つの世界先端の充電技術をアジア競技大会選手村充電スタンドに結集したことは、EVの未来の充電モデルに対する当社の模索だ。アジア競技大会という大型国際イベントを利用し、グリーンな移動と低炭素な移動という理念をより深く知っていただきたい」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月20日