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ハリウッド産抗日映画がネットで話題 主演はK.ヘップバーン=中国 (2)

キスシーンさえなく、恥じらいの表情を見せる譚家の次男夫婦の愛情表現は非常に東方的

 ■中国人を見事に演じるハリウッドの俳優たち

 「Dragon Seed」は、冒頭、主演俳優たちが腰をかがめて田植えをするシーンから始まる。しかし、注意深く見なければ、その中に数人のハリウッドスターがいることに全く気付かない。当時は、中国系俳優がハリウッドで活躍することは非常に難しい時代だったため、映画の中に出てくる中国人の役は米国人が演じるしかなかった。IT関連研究者で人気ブロガーの李開復氏はこの映画の視聴アドレスを転送する際に「当時、ハリウッドでは中国人の俳優は極めて少なかったため、中国関連の映画はすべて米国人が中国人の役を演じていた。1960年以降になって初めて中国系の俳優がハリウッド映画の中で中国人を演じるようになった」と説明している。

 劇中では、ハリウッドの俳優全員が頭髪を黒く染め、小さな目に見えるように化粧を施すなど、役作りに工夫をこなし、本物そっくりの中国人を見事に演じている。特筆すべきなのは、「Dragon Seed」のヒロインを演じたキャサリン・ヘップバーンの迫真の演技だ。キャサリン・ヘップバーンはアカデミー賞女優賞に12回ノミネートされ、うち4回女優賞を獲得している。あるネットユーザーは「キャサリン・ヘップバーンが中国人を演じるのは、范冰冰にサッチャーを演じさせるぐらいの衝撃度」と指摘する。

 「Dragon Seed」では、いたるところに抗日戦争時特有の中国の雰囲気を見ることができる。米国人が「革命闘争」の独特の調子にあふれたセリフを話し、この間の歴史を演じることでさらにまた違った面白さをもたらしている。ハリウッドの撮影スタイルは中国の伝統的な抗日戦争ドラマよりも視覚的なインパクトが重視されている。米国人が演じる牧童は牛の背中に乗って笛を吹き、ハリウッドのスター女優は織機の前の綿布の上に座る。21世紀に生きる中国のネットユーザーたちはこういったシーンに強い反応を示し、絶賛している。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年5月31日

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