監督チャウ・シンチーの素顔 新作映画の主演俳優が語る
日本でも「少年サッカー」(2001)や「カンフーハッスル」(2004)などで知られる香港の映画俳優チャウ・シンチー。10日に公開された4年ぶりの監督作「西遊降魔篇」は中国語映画の歴代記録を次々と更新し、監督としてもその類まれな才能を存分に発揮している。
中国語映画界の「コメディー王」と呼ばれるチャウ・シンチーは、記者会見でも旺盛なサービス精神をみせ、周囲を度々爆笑の渦に巻き込むが、実は内向的で、あまり本心を語らないことでも知られる。インタビューでも数多くの質問を煙に巻いて笑いに変えてしまうため、チャウ・シンチーの等身大の姿は実はあまり知られていない。また、新作の準備期間中には、長年チャウ・シンチーと仕事をともにしてきた多くのパートナーとの不仲や決別が伝えられ、「才能はあるが暴君だ」や「映画よりも金儲けが大事」といった数多くのゴシップが伝えられた。
ではチャウ・シンチーとは一体どのような人物で、映画撮影はどのように行っているのか?「西遊」で三蔵法師役を演じた主演ウェン・ジャン(文章)が京華時報のインタビューに応え、貴重なチャウ・シンチー監督の撮影時の様子について語った。