中国の昆劇映画「紅楼夢」、中学・高校で巡回上映 今後は映画館でも
昆劇映画「紅楼夢」の試写会イベントが26日に北京大学百年講堂で行われた。同映画は今後、中国大陸部・香港・台湾の中学・高校で巡回上映を行った後、映画館チェーンでも公開される予定。「北京晨報」が伝えた。
最近、ますます人気が高まっている昆劇だが、600年の歴史を持つ伝統芸能「昆劇」によって、200年の歴史を持つ古典の名作「紅楼夢」の世界を再現した昆劇映画「紅楼夢」は3年もの歳月をかけて撮影された。同映画には、上海昆劇団の翁佳彗さんが主人公・賈宝玉役、北方昆劇院の新進俳優・朱冰貞さんが林黛玉役、同劇団の邵天帥さんが薛宝釵役を演じるなど、現在の昆劇界を代表する実力ある若き役者たちが集結している。映画は、上流階級の賈氏一族の貴公子である賈宝玉の視点から、栄国府の栄枯盛衰や人生観が叙事詩的に描かれる。
昆劇映画「紅楼夢」の以前にも、中国5大戯劇の一つである越劇と黄梅劇版の映画「紅楼夢」が大きな成功を収めており、昆劇映画版「紅楼夢」もスクリーンで輝きを放てるか、大きな期待がかかっている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年2月28日