ジャッキー新作は中英合作 相手役はファン・ビンビンか
成龍(ジャッキー・チェン)が主演を務める中英合作の新作アクションコメディー映画「Skiptrace(原題)」(サム・フェル監督)では、中国の美人女優・范冰冰(ファン・ビンビン)が相手役を務めるようだ。同映画は15日に開幕するカンヌ国際映画祭で配給会社を探すという。「瀟湘晨報」が伝えた。
「ライジング・ドラゴン」(原題:十二生肖)が昨年の冬に中国で大ヒットを収めて以来、成龍の新作に注目が集まっていた。最終的に成龍は、ハリウッドに戻って「ラッシュアワー4」を撮るとの映画評論家の予想を裏切り、范冰冰と中英合作映画を撮る道を選んだ。
サム・シェル監督は、2013年度の第85回アカデミー賞の長編アニメーション映画部門にノミネートされた監督で、以前に監督した3本はいずれもアニメ映画。そのうち、「Flushed Away(原題)」が最も有名だ。新作の投資会社は、2010年に成龍が主演した映画「大兵小将」の投資会社「唐徳国際」とジョージ・クルーニー主演・監督の「スーパー・チューズデー 正義を売った日」(2011)やレイチェル・ワイズ主演の「トゥルース闇の告発」(2010)、ダニエル・ラドクリフ主演の「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」(2012)などの製作会社であるExclusive Mediaだ。
このアクションコメディーの構想は成龍自身のアイデアによるもので、シナリオは米国ドラマ「アニマル・プラクティス」の脚本チームが担当する。ストーリーは、成龍扮する香港の探偵と借金取りに追われる身の米国人とともに香港最大の犯罪集団のボスを追うコメディーだ。映画スタイルはハリウッドで人気の伝統的なアクションコメディーの系譜を継いでおり、中国人キャストと外国人キャストによる「ダブル主演」やアクションとコメディーの2本柱を打ち出したもので、映画は恐らくより西洋諸国の観衆の好みに合わせたものになる。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月8日