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金市場はどこへ? 中国のおばさんの丸飲みの後は?

 米国のニューヨーク証券取引所の金の先物取引価格が4月に強気市場と弱気市場の分岐点を割り込むと、機関投資家は相次いで空売りを表明し、大暴落を予測する声さえ出始めた。ところがその後、金価格は奇跡的に落ち着きをみせ、急速に反転上昇した。これについて各種の世論分析では、中国の金融界の大ワニ的存在である「中国の市井の人々のパワー」すなわち「中国のおばさん」が、丸飲みするように市場で大量の金を買ったことが主な原因だとしている。この中国のおばさんは米金融界の象徴的存在といえるウォール街をうち負かすことができるだろうか。「環球時報」が伝えた。

 最近、多くのメディアが中国のおばさんが10日で300トンの金を買い上げたことを相次いで報道した。中国の工業・情報化部(工業・情報化省)のまとめた統計によると、中国は世界一の金生産国であり、年間生産量は360トン前後に達する。米経済誌「フォーブス」の報道によれば、5月1日のメーデー連休には、中国国内市場での小売額が前年同期比18.8%増加し、このうち増加率が最も高かったのは金のジュエリー製品で、同108%も増加したという。ニュースサイトのオーストリアン・タイムスの報道によると、中国黄金協会はこのほど、金価格が下がると、中国人の金購入の意欲が高まり、金販売量が通常の5倍の水準に跳ね上がったことを明らかにした。上海金取引所での取引量は4月19日が30.4トン、22日が43.3トンで、今年2月18日に更新した22.0トンの記録を大幅に塗り替えたという。

 金価格が暴落して低水準にあった数日間に、中国の金製品販売店を取材・調査したところ、大暴落から2日目には市井の人々が長い列を作り、半日も経たずに店にある金はすべて売り切れた。こうした人々以外にも、金のインゴットを買おうとするバイヤーは中国との金に関する合意を通じ、国際市場での金価格を土台として、1年後に金現物が引き渡しされる先物取引には1グラムあたり2元の手数料を上乗せし、半年後に引き渡しされる先物取引には同4元、3カ月後に引き渡しされる先物取引には同8元の手数料をそれぞれ上乗せした。バイヤーのほとんどが3カ月後に現物が引き渡しされる取引を選んでいる。

 金購入の現場をながめると、中国のおばさんと呼ばれる市井の人々には、高学歴の女性や金銭的に余裕のある独身女性が含まれ、彼女たちも金価格の下落に歯止めをかけた。こうした女性は30歳を過ぎており、インゴットは長期にわたり価値が上昇するとみなして、200グラムから2000グラムの金のインゴットを購入するケースが多い。現時点で国際市場での金価格は1オンスあたり1467ドルまで回復しており、1グラム300元の大台を突破するのも時間の問題だ。

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