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香港カンフー映画界の巨匠ラウ・カーリョン氏死去

 香港カンフー映画界の巨匠で、伝説的なアクション監督や俳優としても知られる劉家良(ラウ・カーリョン)氏が25日朝、香港仁安病院で亡くなった。享年79歳。「深セン特区報」が伝えた。

 劉家良氏の主治医は25日午後に記者会見を行い、劉家良氏の病状について詳しく説明した。主治医によると、長年ガンを患っていた劉家良氏は最終的に肺炎のため死去したという。医師は「劉家良氏は現実の世界でもドラマや映画で演じた役柄のように英雄だった。十数年にわたって不屈の精神でガンと闘い続けた」と語った。

 医師の説明によると、劉家良氏は1994年に悪性リンパ腫を患い、さまざまな治療法を試してきたが、2011年に病状が悪化し骨髄の造血機能不全に陥った。今月18日に重い肺炎を併発し、21日に病状が再び悪化し呼吸不全に陥ったため、病院の集中治療室に運ばれたが、25日朝に息を引き取ったという。

 劉家良氏は1934年7月生まれ。広州出身。武術家の家に生まれ、9歳から父親の劉湛(ラウ・チャム)氏の手ほどきを受け、洪家拳の武術を学ぶ。清朝末期から明朝初期に活躍した武術の大家・黄飛鴻(1847-1924年)の弟子・林世栄氏に師事した父親は、孫弟子として黄飛鴻の直伝の武術を学ぶ。1950年代中ごろに劉家良氏は父親に従いエキストラの俳優やアクション映画のスタントマンなどとして映画界に足を踏み入れる。携った映画は100本を超える。代表的な監督作はクエンティン・タランティーノが絶賛した「少林寺三十六房」(1978)や黄飛鴻シリーズ「ワンス・アポン・ア・タイム 英雄少林拳 武館激闘」(1981)、「酔拳3」、「超酔拳」など。1975年の初監督作「マジッククンフー 神打拳」はその年の興行成績トップ7に入るヒットとなった。2010年の第29回香港金像奨では、「終身成就賞」を受賞している。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年6月28日

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