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SF映画「ゼロ・グラビティ」の中国的要素が明らかに

 「アバター」で世界を席巻したジェームズ・キャメロン監督も絶賛する、アルフォンソ・キュアロン監督、サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーの共演で話題のSF・ ヒューマン・サスペンス映画「ゼロ・グラビティ」が20日より中国の大型スクリーンの映画館チェーンで全国公開される。第一弾ポスターで中国初の宇宙ステーション実験機「天宮一号」が初めてその姿を現したのに続き、このほどまた新たなスチール写真が公開され、注目すべき中国的要素が全面的に浮かび上がってきた。気圧も、酸素も無い極限の状況下である無重力空間を再現するなど、製作が非常に難しいSF映画「ゼロ・グラビティ」にはいったいどんな驚くべき中国的要素が取り入れられているのか?描写と分析を通して、その全貌を探ってみた。新華網が伝えた。

■華麗かつ忠実に再現された中国宇宙ステーション実験機「天宮一号」

 宇宙空間に放り出された主人公は、無重力を利用してロシアの宇宙船に這い上がり、その宇宙船を操縦して中国宇宙ステーション実験機「天宮一号」を探し出し、ついには中国の宇宙船「神舟号」に乗り込んで無事地球へと生還する。サンドラ・ブロック演じるメディカル・エンジニアのストーン博士はこうして計3度の危機を乗り越え、救いを求めて待つだけの状態から、最終的に生きるために自ら果敢に行動するという変化を遂げていく。中国の進んだ宇宙科学技術の成果もこの映画のストーリーに関わる重要な鍵となっている。

 新たに公開された映画のスチール写真では、天宮一号が宇宙の中で雄大かつ壮観な姿を見せている。天宮一号の外壁には中国の五星紅旗と「中国」という文字が記されており、ことのほか目を引く。この重要なシーンのために、アルフォンソ監督が率いる撮影チームは公開されている膨大な資料を参考にして、あえて「天宮」を「天工」に変えるなどの多少のデフォルメを加えながら、華麗かつ忠実にこのシーンを再現した。宇宙船の内部の特徴やコンピューターのインターフェースや操作については、製作チームは幸運にも実際の宇宙飛行士の指導を受けて、宇宙船の中で行われるすべての作業方法などをできるかぎり理解したのだという。

■真に迫ったリアルな感覚をもたらすバーチャルシーン

 実際、「ゼロ・グラビティ」の大部分のシーンは、宇宙ステーションの通路やバルブなどを含むすべてがCGで描かれたものだ。しかし、すべての細部は極めて本物そっくりでなければならない。公開されている資料の中にはそこまで多くの航空技術のデータがあるわけではなかったが、劇中では出来る限り事実を基にして、特殊効果やフィードバックをもとに一回一回調整とテストを繰り返し、最終的に撮影に至ったのだという。

 過去に3度宇宙飛行を体験したことがある元NASA宇宙飛行士のガレット・モイス氏は、このほど「ゼロ・グラビティ」に対して詳細な分析を行った。それによると、劇中で描かれているものは非常に事実に忠実で、細部に至るまで奇妙に感じるほど本物に近かったという。例えば、軌道制御エンジンを発動させたときに、サンドラ・ブロックが押すボタンは完璧に正確で、ボタン上の表記まで正しかったという。

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