シンクロの井村雅代氏、中国を離れ英国代表コーチに
「シンクロの母」と呼ばれる井村雅代コーチを招いて以来、中国のシンクロ代表は近年、驚くべき成長を果たした。6年間にわたって中国代表を指導した井村氏はこのほど契約期間を終え、中国を離れることになった。共同通信社によると、井村氏はロンドン五輪限りで中国代表のコーチを退き、今後は英国代表のコーチを務める予定だという。華西都市報が伝えた。
井村氏は中日両国のシンクロ史における伝説の人物と言える。1978年にシンクロ日本代表のコーチに就任してから2004年に退任するまでの約30年間で、井村氏はアジアにおける日本代表の圧倒的地位を築いた。
2006年、井村コーチは深い考慮の末、中国代表のコーチとなった。この選択をめぐり、日本各界からは様々な批判が寄せられた。井村氏はプレッシャーを抱えつつも、中国代表を率いて大きな成果を勝ち取った。ロンドン五輪後、中国側との契約期間を終えた井村氏は今後の予定について聞かれ、「しばらく休んでから決定したい」と答えていたが、新たな伝説を作る場所には英国を選んだようだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月8日