中国大学生の訪日団、みずほコーポレート銀行を見学
中日友好協会が主催する第12回中国大学生日本研修プログラム「走近日企・感受日本(日本企業に触れ、日本を感じよう)」の訪日団は現在、先月26日から今月6日まで2週間の日程で日本を訪れている。訪日団は3日、みずほコーポレート銀行東京本店を訪問・見学し、講演を通して現在の日本経済や金融政策についての理解を深めた。「人民網」が伝えた。
今回の大学生訪日団のメンバーは北京市内の大学6校の計43人(引率教員3人)からなる。訪日期間中、学生たちは日本企業数社を訪問・見学して日本の企業文化を感じるとともに、企業の職員の家にホームステイして日本の家庭生活を体験するほか、日本の大学を訪問して日本の大学生と交流を深める。
3日午後の訪問では、みずほコーポレート銀行中国営業推進部の大門栄部長がみずほフィナンシャルグループについて説明を行った後、日本政府が現在実施している経済・金融政策について、みずほ総合研究所の経済専門家が講演を行った。講演後の昼食会では、中国日本友好協会経済交流・都市交流部の郭寧部長とみずほコーポレート銀行の菅野暁常務執行役員があいさつを述べ、訪日団の学生たちと交流を図った。
訪日団では、今回初めて日本を訪れた学生が多かったが、学生たちの日本に対する第一印象はほとんどが「清潔で秩序がある」というものだった。大学2年生の男子学生が日本人の家庭でホームステイをした時のエピソードもとても印象深かった。
ホームステイ先の子供が転んで顔を擦りむき、かなりの血が出ていたが、子供の両親は全く慌てる様子をみせず、むしろ子供に「気をつけなさい」と注意した。また、子供もそれを素直に聞き、泣きわめいたりすることもなく、「ごめんなさい」と謝ったのだという。豊富で充実した訪日プログラムを通し、いずれの学生もこのような深く印象に残る体験をし、日本を間近に観察して、さまざまな細部の中で文化の差異を感じたようだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年6月6日