「仕事中毒」といわれる日本人でも年120日休む
中国メディアが見る日本 中国全国假日旅游部際協調会議弁公室(假日弁)が複数の公定祝祭日プランを発表、国民に広く意見を求めたことは、国内で広く論議を呼んだ。中国の法定祝祭日は、数度にわたる調整を経て、現在11日まで増えた。だが、世界全体で見ると、多いとは決して言えない。日本人といえば、「仕事が命、会社は自分の家と同じ」というイメージが浸透しているが、実際は、日本には祝日が多い。人民網が報じた。
日本における現行の法定祝日は、1948年に施行された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」に基づいている。祝日法はその後、幾度か改正が繰り返されたが、最後に改正されたのは2005年。同年の改正によって、日本の法定祝日は15日となり、「国民の祝日」も15日となった。同法では、「『国民の祝日』が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い『国民の祝日』でない日を休日にする」と定められており、「国民の祝日」の日数は年間15日と決められている。また、「祝日が日曜に当たるときは、振替休日が設けられるが、土曜に当たるときは、振替休日はない」という規定によって、日本の週末には「三連休」が多く生まれることになった。2013年の場合、9月だけでも2つの三連休があった。
日本の「国民の休日」の日数は、ドイツやフランスなど欧米諸国ほど多くないが、世界の上位にある。一般的な日本の勤労者の場合、基本的に、年間120日以上の休みが保障されている。この120日には、年次有給休暇は含まれていない。例えば、2013年の場合、土曜日と日曜日の週末休日が年間104日あり、代休を含めた法定休日と年末年始休暇を合わせると、国民の休日は121日となる。