きょうの人民日報「微博」--ディーセント・ワーク
中国でも5月1日は「労働節」が祝われ、会社や社会に貢献した労働者たちを表彰するイベントが各地で行われた。しかし、労働者に対する敬意は形だけであってはならず、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現し、労働者が尊厳ある生活を送れる環境を作らなければならない。社会全体が労働に対して敬意を持ってこそ、「労働者の栄光」があり、それを理想に終わらせてはならない。
【ディーセント・ワーク】4月29日から5月1日が「労働節」の連休となった中国。連休中は「ディーセント・ワーク」という言葉が話題になった。都市で生活する人々の「仕事を休む権利」を訴えると同時に、2億3千万とも言われる中国の農民やおびただしい数の出稼ぎ労働者、大卒にもかかわらず、適当な仕事が見付からない若者たちのことを忘れてはならない。失業や給料の欠配などにより、安心感がない人々は、生きるだけで必死になり、「働きがい」や「人間らしさ」に気を配る余裕がない。そのような人々の訴えに耳を傾け、権益が保護されるようにするべきで、関心が安価な同情で終わるようなことがあってはならない。