上海、一昨日より大気汚染がかなり悪化
上海では11月30日から、気流に乗って北方から運ばれていた粒子状大気汚染物質と現地で放出される汚染物質の2重の影響を受け、大気汚染がかなり悪化している。12月1日午後1時の時点で、全市のAQI(大気汚染指数)は202に達し、重度汚染の状態となった。その後もAQIは上昇し続けている。同日午後7時、市環境保護局は全市に大気重度汚染警報を発令、各部門は相応の緊急時排出削減措置を講じた。解放日報が伝えた。
上海市環境モニタリングセンターの統計データによると、同市では、わずか1日の間で大気汚染レベルが「3段階」悪化した。11月30日夜と12月1日未明は「軽度汚染」のレベルだったが、昨日午前5時ごろに「中度汚染」、午後1時ごろには「重度汚染」の状態になった。
12月2日から3日にかけて、上海の大気の質が改善に向かうことは期待できないようだ。環境保護部門の予報によると、2日午前は、空気の質は「重度汚染」が続き、AQIは270-290のレベルが続く見込み。2日午後になると、気温の上昇と風が強まることで、大気の質はやや好転すると見られるが、「重度汚染」レベルから脱出するまでには至らず、AQIは 225-245と予想される。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月2日