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中国指導者の過去30年間の訪米を振り返る (2)


2002年10月25日、ブッシュ大統領は江沢民主席夫妻をテキサス州クロフォードの個人牧場に招いた。


 ■江沢民主席:訪問形式が最多 ブッシュ大統領の牧場に招待される

 江沢民主席(当時)の訪米は国賓としての訪問や実務訪問のみに限らず、多国間会合での会談も元首間の意見交流の重要な舞台の1つだった。

 1993年11月19日、江主席はクリントン大統領(当時)の招待で、シアトルで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会期中にクリントン大統領と会談した。多国間会合は相互訪問を除けば、両国元首にとって最も重要な意見交流の場だ。選挙中、中国に対して様々な非友好的発言をしていたクリントン大統領は就任後は情勢を見極め、中国と実務的に付き合おうとしていた。『より美しい世界のために--江沢民氏外遊実録』によると、1993年11月19日午後、江主席とクリントン大統領はシアトルで30分間の正式な会談を行なった。これは中米関係の膠着状態を打開する重要な一歩だった。

 1997年10月、江主席は国賓として米国を訪問した。江主席は9日間で7都市を訪問し、個性あるいくつかの瞬間によって人々に深い印象を残した。例えば南カリフォルニアでは華人、華僑の歓迎を受けた際、京劇「捉放曹」の一節を歌った。ホノルルでは、ハワイアンギターで「ハワイへこんにちは」を奏で、ハワイ州知事夫人を誘って即興で歌った。

 2002年10月には米国を実務訪問。ブッシュ大統領(当時)は江主席をテキサス州クロフォードの個人牧場に招待し、パーティーを催した。米国の大統領が社会主義国の元首のためにホームパーティーを開くのは初めてだった。
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