高官の福祉モデル転換をもたらす官邸制 (2)

　教育実践活動の展開は作風改善が目的だ。こうした問題を風潮にしないためには制度がカギとなる。官邸制の実行を模索することは「作風健全化・改善常態化制度」の具体的措置であり、積弊を直接の標的としている。こうして見ると、作風改善がなぜ改革の全面的深化の重要な内容となるのかがわかる。また、教育実践活動の展開の成果が確たるものになるか、効果が長く続くかについて、すでに制度建設によって語る段階に入っていることもわかる。従ってこれは真価の分かる、本腰を据えた確かな行動だ。

　権力の制約と監督には、トップレベルデザインと共に、具体的な制度と措置の支えも必要だ。「地方各級政府及びその実務部門の権力リスト制度を普及し、権力の運用プロセスを法にのっとって公開する」「党の規律検査活動二重指導体制の具体化、手続き化、制度化を推し進め、上級紀律検査委員会の下級紀律検査委員会に対する指導を強化する」、そして今回の細かな官邸制と、手抜かりがなくて初めて、権力に対して実際の効力を持ちうる。

　権力の制約と監督という問題の解決において、官邸制がさらに大きな威力と効果を発揮するのをしばし待とう。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年11月21日