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温家宝総理が地域情勢や南中国海問題における立場を表明 (2)

 (ある国の首脳の発言に対して)黄岩島(スカボロー礁)は中国固有の領土であり、領有権争いは存在しない。主権を守るための中国の行動は正当かつ必要なものだ。

 南中国海問題における中国の立場は明確かつ一貫したものだ。中国は大陸国家であり、海洋国家でもある。このため中国は南中国海の平和・安定と航行の自由・安全を強く重視している。現在、南中国海の航行の自由と安全は十分に保障されている。南中国海の国際航路が世界経済の回復と発展に伴い、より存分に利用されることを希望する。

 中国は善隣友好政策を堅持し、南中国海の平和と安定に尽力している。われわれが引き起こしたのでは決してない突発的事件に対しても有効な処置を行った。中国とASEAN加盟国は10年前に「南中国海における関係国の行動宣言」に調印し、一連の重要な原則と共通認識にいたった。われわれは南中国海問題の国際化にも賛成しない。今回の中国・ASEAN首脳会議で、私とASEAN諸国は成果に富む話し合いを行った。「宣言」を全面的、有効に実行に移し、たゆまず共通認識を積み重ね、「準則」の協議と制定に向けた環境を整えることを希望する。

 われわれは各国と共に、得難い良好な協力局面の維持に努め、引き続き東アジアの持続的平和・繁栄のためにたゆまず努力していきたい。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年11月21日

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