「中国の夢」への道は足元に

　今年最大のハイライトが第18回中国共産党大会であったことは間違いない。米ABCコラムニストの言葉を借りれば「第18回中国共産党大会は中国の未来、さらに全世界の未来に影響を与える『大きな出来事』となる」のであり、英紙タイムズは社説で「第18回党大会は間違いなく、今年全世界で招集された最も重要な政治会議だ」と指摘した。第18回党大会の招集によって党と国家の奮闘の道程に新たな1ページが開かれ、民族復興に向けたわれわれの「中国の夢」は胸を張って前進するにいたった。

　第18回党大会の開催成功、「神舟9号」の初ドッキング、初の空母の就役--。年末に選ばれた「2012年国内10大ニュース」が眼前に示すものは、真実の、多彩な、モデル転換する中国であり、たゆまずプラスのエネルギーを集めて奮い立って前進する中国だ。過去1年間の道程に人々は情熱で胸を満たすと同時に、遠い回想にふける。理性的に考えると同時に、自信を倍増させる。

　経済の下押し圧力を前に、安定成長をより重要な位置に据えて、底打ちのプラスのシグナルを迎えた。釣魚島（日本名・尖閣諸島）紛争、南中国海紛争に対処し、積極的に主権を維持し、海域・島の管理を強化した。民生改善に尽力し、食糧生産の「9年連続増産」、農民収入の「9年連続の急速な伸び」を実現し、世界最大の医療保障ネットワークを完成した。大衆の懸念に焦点を合わせて、作風の改善と大衆と緊密に結びつく8つの規定を打ち出し、腐敗対策に頻繁に大なたを振るい、薄煕来など一部高官を取り調べて処分した--。

　夢は胸中にあり、道は足元にある。今日の中国は花束と拍手で迎えられるだけでなく、困難に直面し、試練に対処し、問題を解決しなければならない。われわれがしなければならないのは、揺るがず、怠らず、ごたごたと動かず、最大限に社会の共通認識を凝集し、改革の配当を大きくし、制度のエネルギーを放出し、様々な困難を克服し、中国の特色ある社会主義事業の新たな勝利を勝ち取ることだ。

　2013年は、「中国の夢」を実現するために粘り強く前進する。（編集NA）

　「人民網日本語版」2012年12月28日