国務院が石油製品の品質向上の加速を決定
温家宝総理の主宰する国務院常務会議は6日、石油製品の品質向上の加速を決定した。
会議は「自動車保有台数の急増に伴い、自動車の排気ガスによる大気汚染への影響が日増しに強まっている」と指摘。石油製品の品質向上を加速するため、次の4点を決定した。
(1)すでに公布した第4段階自動車用ガソリン基準(硫黄含有量50ppm以下)を踏まえ、国家品質監督検査検疫総局と国家標準委員会は第4段階自動車用ディーゼル燃料基準(硫黄含有量50ppm以下)を速やかに公布し、2014年末までを移行期とする。2013年6月末までに第5段階自動車用ディーゼル燃料基準(硫黄含有量10ppm以下)、2013年末までに第5段階自動車用ガソリン基準(硫黄含有量10ppm以下)を公布し、どちらも2017年末までを移行期とする。
(2)国内製油企業のアップグレード改造を加速し、ガソリン基準、ディーゼル燃料基準の引き上げ実施時の期限通りの基準に合った石油製品の供給を確保する。中国石油、中国石油化工、中国海洋石油は率先して改造を期限通りに完了しなければならない。自動車のエンジン関連技術の研究開発と応用を加速する。
(3)合理的な補償コスト、高品質高価格、汚染者が費用負担の原則に照らして石油製品価格を合理的に決定するとともに、貧困層や公益的業種への補助金政策を整備する。
(4)石油製品の品質に対する管理監督、処罰を強化する。業界の自主規制を強化する。企業は社会に対して製品の品質を公に保証しなければならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年2月7日