2013年2月4日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:08:23 Feb 04 2013

中国、マネーサプライ急増が意味するものとは?

 中国人民銀行のデータによると、昨年末の時点で中国の広義マネーサプライ(M2)は97兆4200億元(約1402兆3000億円)に達し、100兆元を突破することは間違い無くなった。この額はすでに、世界のマネーサプライ総量の4分の1に近づいており、米国の1.5倍、英国の4.9倍、日本の1.7倍で、ユーロ圏全体のマネーサプライ合計を20兆元上回る。中国は今や、世界一のマネーサプライを有する国となった。新華社が伝えた。

 注目すべきは、これらの通貨の大部分がここ数年で蓄積された点だ。2000年、中国のM2残高は約13兆元で、2008年にも50兆元に満たなかった。しかしその後金融危機が勃発し、2009年以降は毎年約10兆元ずつの大幅増加を見せた。

 客観的に見ると、通貨量の急増はある特定の部門の責任ではなく、中国の経済発展のアンバランス、国際収支の「双子の黒字」が長期的に続いた結果といえる。

 短期間における大量の通貨集中が、経済に影響をもたらすのは言うまでもない。周知の通り、世界通貨である米ドルはこれまで幾度も大規模な超過発行により、世界各地の米ドル所有者に深刻な影響をもたらしてきた。かくしてニクソン政権時代のジョン・コナリー財務長官の名言「ドルはわが国の通貨だ。しかし、(ドル下落は)あなた方の問題だ」が生まれた。

[1] [2]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古