<企画>春節前、中国のサラリーマンが関心を持つ二つの話題
中国では、まもなく蛇年の春節(旧正月、今年は2月10日)がやってくる。一年間の仕事を終えたサラリーマンはやっと一息いれられるようになる。一方、春節を前に、彼たちは関心を持つ話題が二つある。
■【話題1】冬のボーナス
「700万からタオル2枚まで」
春節が間近となり、多くの人が今年の冬のボーナスに関心を寄せている。そんな中、「広州日報」は今年のボーナスの実態を探るオンライン調査を実施した。昨年の不動産市場は低迷したものの、不動産企業の7割が昨年よりもボーナスを上げたとしており、1人当たり約10万元(約140万円)のボーナスが支給されたようだ。さらに、銀行員はさらにホクホク顔で、20万元以上(約280万円)もざら。一方、証券業や貿易業に携わる企業の従業員は、厳しい1年を過ごしたようで、回答者の多くが、ボーナス「ゼロ」と回答。「リストラされなかっただけでも良かった」としている。<詳細>
傾向:年末ボーナス 支給を待たず転職する人が増加
2012年の全国各社の年末ボーナスは予想を下回ったようだが、「裸跳族」という新語が生まれた。これは年末ボーナスの支給前に辞職した職員を指す。<詳細>
調査報告:年末ボーナス引き下げる企業は約4割
科鋭国際研究センターがこのほど発表した2012年の年末ボーナスに関する調査報告によると、2011年に比べ「ボーナスをやや引き上げる」と回答した企業は約5割、「変化無し」とした企業は1割、「引き下げる」とした企業は約4割に達した。<詳細>
アップルのパソコンじゃなくてリンゴとノート?!
春節(旧正月、今年は2月10日)を前に、中国版ツイッター「新浪微博(ミニブログ)」の最近の話題は、会社が従業員に配る年末ギフトだ。ネットユーザーらは中国北方地方の主食である中国蒸しパン・饅頭(マントー) 20個や靴下6足の写真などをアップし、「爆笑ニュース」とトホホなコメントを寄せている。また、帰省する列車の中でも、「ありえないギフト」が話題をさらっている。<詳細>
異例の高い冬ボーナス
新年が始まったが、活況を呈する済南の不動産市場のニュースが話題となっている。海爾緑城全運村のある社員は昨年、6億9500万元分の不動産を販売し、緑城集団の全国販売トップに輝き、ボーナス500万元を獲得した。この金額は2012年の国家最高科学技術賞の賞金にひけをとらないもので、当人も非常に驚いているという。済南の不動産業界関係者によると、同市の不動産市場でもまれなニュースだ。