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中露が再び陸空合同軍事演習

 中露両軍が海上合同演習から一か月も隔てずに陸空合同軍事演習を開始したことに、各方面は強く注目している。中広網が伝えた。

 7月27日に中露合同軍事演習「平和の使命2013」がロシア中部チェリャビンスク州で始まった。演習は中国瀋陽軍区とロシア中東部軍区から1200人余りの将兵が参加して、8月15日まで行なわれる。中国側は646人、ロシア側は約600人の将兵を派遣。各種装甲車両、自走榴弾砲、ヘリコプター、戦闘機、爆撃機などが参加する。中国側参加部隊は計画に基づき27日朝からロシアへ続々と兵力を輸送している。

 ロシア国際武器装備分析センター長は演習の注目点として、中国側参加部隊が瀋陽軍区39軍を中心とすることを挙げ、中国側指揮官を務める張岩少将が戦車兵出身の軍事専門家で、39軍の参謀長を務めたこともあり、ロシア語に精通しており、露中の指揮の意思疎通と協同作戦にとって非常に重要であることを指摘した。

 中露合同軍事演習は2005年からほぼ隔年で実施されてきた。軍事オブザーバーの宋暁軍氏は今年の合同軍事演習は従来の任務と目標を引き継ぐものと指摘。「この目標と任務は主として分離主義勢力、過激派勢力、テロ勢力のいわゆる3つの勢力に対する軍事攻撃協力だ。これはたゆまぬすり合わせの過程で双方が共同指揮システムの下で、双方の火力展開、部隊編成、および投入火力の合理性において最良の効果を上げ、様々な場所での上海協力機構各国の特性に基づくテロとの戦いの標準となる軍事メカニズムを最終的に編み出すものでなければならない」と指摘した。

 今回の合同軍事演習は、第三国を念頭に置いたものではなく、いかなる国の利益も脅かさないと中国側が再三表明しているにもかかわらず、日米などの強い注目と憶測を招いている。

 宋氏は「当然米国と日本は冷戦思考を続けている。西側の軍事同盟方式で大国または地域国の台頭を抑え込もうとしている彼らは、こうした国々が対テロ合同演習を行なうことに多くの不安を抱いている」と指摘した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年7月30日

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