中国の現役上将が31人に増加 最年少は59歳
中央軍事委員会が昨日、軍幹部6人を上将に昇進させたことで、中国の現役上将は25人から31人に増えた。解放軍と武装警察の現役上将は31人、退役上将は97人。中国は1955年に軍階級制度を施行し、1988年に復活。これまでに204人の軍・武装警察幹部が上将の称号を得た。新京報が伝えた。
■年齢:現役最年少の上将は59歳
新たに上将に昇進した6人はいずれも1950年代生まれで、最年長は61歳の王洪尭上将、最年少は59歳の蔡英挺上将。蔡英挺上将は現在最年少の現役上将だ。今回の昇進によって、現役上将の若年化傾向が一段と明らかになった。現役上将31人中、1940年代生まれは9人に減少し、1950年代生まれは22人に増加した。1940年代生まれの9人は範長竜中央軍事委員会副主席(1947年生まれ)、常万全国防部長(=国防相。1949年生まれ)、趙克石総後勤部部長(1947年生まれ)、呉勝利海軍司令官(1945年生まれ)、馬暁天空軍司令官(1949年生まれ)、李安東総装備部副部長(1946年生まれ)、劉暁江海軍政治委員(1949年生まれ)、張海陽第二炮兵部隊政治委員(1949年生まれ)、李長才蘭州軍区政治委員(1949年生まれ)。これまで現役最年少の上将は蔡英挺氏より2カ月年上で、2012年に昇進した魏鳳和中央軍事委員会委員(第二砲兵部隊司令官)だった。現在現役最年長の上将は1945年8月生まれの呉勝利中央軍事委員会委員(海軍司令官)で、2007年7月に昇進した。
■本籍:河北省、山東省が最多
今回の昇進を受け、現役上将の本籍分布にも相応の変化が生じた。最多は6人の河北省と山東省、続いて4人の河南省、3人の安徽省と陝西省、2人の遼寧省、江蘇省、江西省、湖南省、1人の福建省となっている。