ガイドが挙げる「中国人観光客の愚行10」が話題に (2)
(6)中国人観光客は、現地の法規も自国の法律も軽視し、ほかの人に注意されると反感を抱く。ある時、米国のあるガイドがツアー客を連れて、湖南省の森林公園・張家界に行った時のことである。ある中国人が禁止されているにもかかわらず柵を越えて写真撮影をしていたため、そのガイドが違法であると注意すると、いつまでも後をつけられ、誰も見ていないすきに突然叩かれたという。そして、その中国人はそそくさと逃げて行った。
(7)米国の空港で遅延が発生したことを告げると、不快に感じるのは言うまでもない。しかし、米国人と中国人の間にはそれに対応する態度に違いがみられる。米国人は苦情は小さな声で言い、すぐに対応策について尋ねてくる。そして、回答が得られなくても、我慢して待ち、独り言を言うかのように苦情を言う。一方、勇敢にも賠償問題を尋ねるというのが中国人だ。
(8)中国人観光客がどこででもつばを吐くというのは確かに少なくなったが、隣の席が空いていると、靴下を脱ぎ始め、足を広げてイスの上に上げ、大きな音を立てながら物を食べる。また、くしゃみをする時に口に手を当てることはなく、男性は公衆の面前で上半身裸になり、女性は露出の多い服装をする。さらに、子供にはどこでも小便をさせるなど、いくら言っても変えることがない悪い習慣がたくさんある。
(9)中国人観光客はぜいたく品に金の糸目はつけないのに、チップを払う時は非常にケチ。ガイドの多くは、中国人観光客のこうした性格を把握しており、料金を低く設定しているように見えるが、実際には価値ある観光スポットを削ったり、説明する内容を減らしたり、さらに、ショッピングに強引に連れて行ったりしている。そして結局、観光の質が下がる一方になっている。ほかの国の観光客との間に同様の問題が発生した場合、じっくりと意思の疎通を図るが、中国人観光客は物の価値が高いか低いかにしか関心がなく、サービスを提供してくれている人に対しては鈍感で、同情心がない。
(10)中国には長い歴史があるのは間違っていないが、中国人のマナーは幼すぎる。
■長所もたくさんある中国人観光客
何事にも「過程」があるものだ。実際に、多くの中国人観光客が海外で慎み深い振る舞いをするようになっており、海外の一般市民からも好評を博するようになっている。そのため、一部の人の行動を見て、「全ての中国人は」とひとくくりにすることは適切でない。